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遮熱塗装のハナシ その②

 どーも、かねやんです。
温度を下げる塗装のハナシを始めたら、とたんに秋めいてきました・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
・・・めげずに続けます。
今日は遮熱塗料の分類について・・・
前回、お話したように新しいカテゴリの塗料なので、ハッキリした定義づけがまだできていないようです。
なので、ここでは某業界団体の定義に基づいて分類します。

遮熱塗料         地球温暖化対策を施した塗料。
太陽熱高反射塗料   熱に関与する赤外線領域を反射するタイプの塗料。
太陽熱高反射率塗料  太陽熱高反射塗料で日射反射率を算出の上で効果が認められる塗料。
熱遮蔽(断熱)塗料   塗膜に空気層を設け、熱を遮蔽するタイプの塗料。

以上、まとめると

遮熱塗料→太陽熱高反射塗料→太陽熱高反射率塗料
      ↘熱遮蔽(断熱)塗料

ということになります。

そしてその効果ですが、いきなり結論を書かせてもらうと

熱遮蔽(断熱)塗料>太陽熱高反射率塗料>太陽熱高反射塗料

というのが使用してみての実感です。

次回はその理由について・・・。



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遮熱塗装のハナシ その①

どーも、かねやんです。sor0145-033.jpg

いつまで~も暑いっすねぇ~。温暖化という言葉が現実味を帯びてきました。
というわけで・・・
今日は最近、脚光を浴びている「遮熱塗装」について・・・
「もー知ってる!!」って方も多いでしょうが、かんたんに説明すると

太陽熱を反射、もしくは遮断して被塗物(建物ですね、主に。)の温度を下げる塗料です。

比較的、新しいカテゴリの材料で、登場からおおよそ10年前後経ちます。
熱反射のしくみも各塗料メーカーによって様々で、最近ようやく業界団体や行政による定義づけが始まったようです。
僕らは登場初期から、この系統の塗料に関わり、いろんなメーカー、方式のものに触れてきました。
その効き目に驚いたモノから、効果に首をかしげるものまで、様々です。

ここ何年かの酷暑のせいで、導入を検討している方も居られると思います。
初期から関わった経験を生かし、何回かに分けて「遮熱塗装」についてお話したいと思います。

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よみがえれ!築30年!其の参

 まいど!Kaneyanです。第三弾、いきます。

 今回は、おうちの顔。玄関ドアです。

 まず現状↓。

 ・・・すんません、撮り忘れてました・・・

 まぁ(^_^;)、経年劣化でかなり傷んでいたのは想像していただけると思います。
特に直射日光の当たるドア下半分は、クリアー塗膜は残っていませんし、木下地も黒ずんでいました。
こうなりますと一番いい方法は「交換」です。あたりまえです。・・・二番目はドアメーカーに持ち帰ってもらっての
リフォーム。・・・今回は、大人の事情で現場塗装改修です!

 はく離材(塗膜をはがしてしまうキッツ~い薬品)で残っているクリアーをはがした後、入念に水洗いします。
乾いたところがこれ↓

クリアーはほとんど取れて生地が出てきましたが、色むらは残ります。木自体が変色しています。
この色むらをスプレー、手作業併用で修正していきます。気分は文化財補修?。
精一杯均一に着色した後、クリアーを再塗装。↓

完了です。

木材相手の塗装は、木質それぞれに難しさがあり、ほとんどの工程でやり直しが効きません。
上達してもこれで終わりというものがないように感じます。

ではまた次回で・・・(^_^)v


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よみがえれ!築三十年 その弐 屋根編

 こんにちは Kaneyanです。好評でしたこのシリーズも今回でかんどうの最終回を迎える事が出来ました。
これもひとえに皆様方の応援のおかげでございます。社長に代わり厚く御礼申し上げます。m(__)m

































・・・冗談はおいといて(^_^.)、パートツー 屋根です。
前回、こんなんだったのが↓























こんなんなりました。↓

↑エー感じになりました。
元の状態が・・・だったので、下塗にはかなりイイ材料を使いました。
中塗り、上塗りは普及品ですが屋根専用(←これ大事)のモノをトーゼンですが使ってます。

最後に塗装風景↓

中塗り中です。左のおしりは社長です(^_^.)
好天に恵まれて順調に作業できました。

では、また次回で!


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ギョーカイ用語

 ぼちぼち朝晩は、冷えてきました。温暖化でもやっぱり冬は来るんですね。・・・KANEYANです。

 わたしは二十歳からこの仕事をやっているのですが、入門当時は先輩職人達の間に飛び交ういわゆる業界用語に泣かされました。細かい説明、一切なし。意味を聞きかえそうものなら、怒号が帰ってきます。使われる状況で理解していくしかありません。一般の方の日常生活では100%役に立たない言葉を紹介します。

 「ケレン」・・・これは結構メジャーらしいです。鉄部表面などのサビ、汚れ落としを意味します。なんと語源は「CLEAN」!?だそうです。クリーンクリーンクリーン・・・ケレン!!?バンザーイ!!!

 「ボンさん」・・・新米さん。

 「コミ」・・・塗料の粘度。コミがいい→粘度が高い。

 「養生」・・・マスキングのこと。「よーじょーしとけー!」。勘違いしたボンさんが一服してしまい、シバかれたとか・・・。

 「しゃぶい」・・・これはスレスレですねぇ(^_^;)。「コミがいい」の反対語です。塗料を薄めすぎる癖がつくと、なかなか治りにくいそうで、「しゃぶ好きは治らん。」と、ある職人さんが言ってました・・・もしもーし!何とかけてるんですかー!!?

 ・・・わたしが入門当時、一番吹いたのが「マーゼル」。攪拌機、ハンドミキサーの事です。混ぜるから、マーゼル・・・そのまんまやんけーっ!バリエーションで「マゼール」、「マーゼール」、「マゼラー」・・・一緒やんけ~っ!

 別ジャンルですが、ダンプカー荷台の土砂こぼれ止め。「コボレーン」。もしかすると商品名?かもですが、吹きました(^_^.)

 ・・・他にもたくさんあるのですが、書ききれません。続きはパート2で・・・(またかいな(^_^;))。


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実録!よみがえれ!築30年!!! パート1

こんにちは、Kaneyanです。
いまタイトルのとーり、築30年モノの住宅塗装工事を施工中です。
新築時からほぼ、なにもしていないと言っていい状態の建物です。
トーゼンですが、かなり痛んでます。
予算的なこともあり、社長、頭抱えてます。
・・・ですが、私、こーいう仕事、ケッコー燃えます。
いろんな制約の中でどれくらい、家がキレイになるか。


建物外観です。

・・・で、その屋根やねん。いわゆるカラーベスト屋根やねん。

全面に汚れ、コケ ・・・とにかくすげー汚れてるねん。
ちゅーわけで高圧洗浄。機械で圧縮した水を高圧で被洗浄物を・・・簡単に言うとコイン洗車場のアレ。

ブッシュー!けっこーきもちイイです。

洗浄後。

いったいもとの屋根はどんな色だったのでしょう?
あたりも薄暗くなっています。そーです。ほぼ1日がかりでした。

というわけでパート2につづく・・・?


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シリコン だめーっ!

こんにちは かねやま美装です。
ようやく猛暑も一段落。すこしは秋らしい気候になってきました。

・・・さわやかな秋晴れの日曜日。完全休日の朝は少し朝寝坊。ゆっくりめの朝食をとり、リビングで一服。
「おとーさんっ、散歩いこーっ!」と子供の声。
普段、あんまり構ってやれないし、すこし体だるいけどいーっか。
ラフな外出着に着替えて、スニーカーを履き、
「ママ、いってくるよーっ!」と言おうと振り向いた瞬間!
あなたは発見するのです。大切なマイホームの外壁にぱっくりと開いたひび割れを!

こりゃ大変。予定変更。散歩は中止、マイカーでホームセンターに直行です(子供たちはパパと一緒ならどこでも構わない・・・ドライブになったので逆に喜んでる・・・)。

到着!○ーナンです。
店員さんにコーキング材の場所を聞き、いざ、そのコーナーへ着くと・・・
「どれ買ーたらええねん?」 あまりの種類の多さに圧倒されつつも、
「ひび、埋まったらええんやろ?」と一番目立つ棚に山積にされたその商品。価格もリーズナブル。
「おっしゃ、これにしたろ」と手を伸ばした商品には”シリコーン”の文字が・・・。

ちょーっと、待ったーっ!!ご主人、レジに行く前に少しプロの話を聞いてください。

シリコーン材はシーリング材としてはとても優秀です。強い接着力。防水性。耐久性。
どれも及第点以上のものです。・・・が、・・・が、しかし一つ問題点。
シリコーンの上には何もくっつかないのです。
つまり上から塗装なり防水材が接着しないのです。
これは何年か後、ぬりかえ工事などを行う際、非常にナンギなんです。
私共では基本的にシリコーンが打ってある場合はできるだけ撤去します。
でも凸凹のある壁から100%取れるわけではありません。
精一杯取り除いた後、○○○○を塗りつけた後、塗装工程に入ります。
それでもその部分は塗装の接着に不安を残したものになるのです。
また、撤去費用等、余分に費用もかかります。

こーいった理由で 出来れば シリコーンはオススメしません。

「せやったら、何使たらええねん?」

・・・NICE と コメントくれた方にはお教えします・・・フフフ・・・(^_-)-☆


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調色のこと

 塗料の色は通常、色サンプルから選び塗料メーカーで調色されてくる物を使うのですが、
少量の場合やメーカー調色では間に合わない時等は、私たち塗装職人が現場調色をするんです。

 実際には各塗料別に白プラス3,4種類の原色を使って目的の色を作っていきます。

 言葉にするとこれで終わりなんですけど、実際はなかなか奥が深いんです。
規格化が進む仕事内容のなかでも いわゆる職人のカンてのが要求されるんです。
塗料メーカーでは色別に調合量なんかを全て数値化してるんですが
現場ではそんなややこしいことはしません。
色合い 明度 彩度 使用量 膨大な数値の組み合わせを職人の眼とカンが処理します。
そのため、職人それぞれのセンスで修練度に差の出る分野なんです(私?私はそれなりに・・・なぁーんて正直かなり苦労した口です。今でも修行中・・・(^_^;))。
 
 どこかで調色中の塗装職人を見かけたら、あたたかく見守ってあげてください。


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雨漏りの応急処置工事

 先日、社長の携帯に雨漏り処置の依頼が入りました。

 二階建てALC鉄骨構造の店舗で一階北側の壁から雨漏りがあり、壁紙がはがれているとの事です。  

 後日、はしご持参でお伺いし、屋根上や雨漏りの北面を中心に調査を行いました。

 結果、北西角についている看板周辺が原因でないかと結論を出し、お客さんに報告、施工方法を相談します。

 極力、お金をかけずに雨漏りを止めたいというご希望でしたので、メリット、デメリットを説明の上、今回はシーリ 
 ングによる処置を行うことに決定しました。

 九月上旬、再びはしご持参でお伺いし、処置スタート。

 まず、 北面にはしごを設置、屋根で固定します。というのは、北側は隣家との隙間が80センチほどしかなく

 はしごを傾けて設置できないのです。つまり垂直にしかはしごを設置できないため、屋根に固定する必要があ

 るのです。それでも、垂直に立ったはしごでの作業はかなりの重労働です。フーッ!

 次に壁一面に張り付いた蔦を施工範囲で除去します。ハサミとカッターで取っていくのですが、これまたしっかり 
 壁にはりついていて結構大変です。フ~っ!

 30分ほどかけて除去を続け施工箇所が姿を現します。調査の時点でもわかっていましたが、やはりひびわれや
 
 パイプ等を引きこむために開けたが何らかの理由で使用せず、未処置(埋めていない)の穴などが見つかりま

 した。また一段奥まって設置された看板の根元の壁にも大きなひび割れが見つかりました。

 さぁ、処置開始!と思ったところで問題発生。看板内部に直径20センチほどのアシナガバチの巣を発見!

 びっしりとハチがはりついています。ギャーっ!

 このままでは作業中に刺される可能性大なので壁面の作業は一旦中止し、本日は警備兼、監督兼雑用の社

 長に殺虫剤を買って来るように 頼みます。社長が帰ってくるまで一旦、屋根に上がり屋根周辺の怪しい部分

 を処置していきます。処置が終わる頃、殺虫剤が到着。ハチ専用のピストル型、ジェットタイプの強力なヤツで

 す。知ってる方も多いでしょうが、ホントこれ良く効きます。外の作業が多いかねやま美装は良くお世話になり

 ます。再びはしごを降りていき、狙いを定めて発射!ほぼ即死状態でハチが落ちて行きます。合掌。

 問題が片付いたので作業再開、上から順番に怪しい箇所に変性シリコンシーリングを充填していきます。

 このころには陽も高く上がりかなり暑くなってきました。ハチの件がなければ涼しい時間帯で終わってたの   

 に・・・フ~!

 シーリングを再チェックし、ついでに屋根上の谷樋内も清掃し、作業を終了しました。垂直なはしご上の作業っだ

 たので結構ハードな仕事でした。これで雨漏りが治まってくれれば、苦労も吹き飛ぶのですが・・・。

 ・・・処置から二週間経過し、その間2,3回激しい雨が降ったのですが、雨漏りは治まっているようです。

 ヨカッタ!

 
ここからはバトンです。みんなでつなげましょう。こどもたち、ガンバレ!!!!!!!!!!!
 ↓
 少しでも お役に立てるのならば…と バトンを 頂いてきました。
  是非 ご協力お願い致します。

  ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
  皆さんは、この病気をご存知でしたか?

  ムコ多糖症
  この病気は、人間の中でも小さい子達に見られる病気です。
  しかし、この《ムコ多糖症》という病気は、
  あまり世間で知られていない(日本では、300人位発病)
  つまり社会的認知度が低い為に、
  今厚生省やその他製薬会社が様々な理由を付けて、
  もっとも安全な投薬治療をする為の許可を出してくれません。

  ムコ多糖症は日々病気が悪くなる病気で、
  発症すると殆どの人が10~15歳で亡くなります。

  8月7日「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組で
  湘南乃風の若旦那が語ってから、私達に出来ることを考えました。
  それで思いついたのが、このバトンという方法です。
  5~6歳の子供達が厚生省にスーツ姿で出向いて
  自分達が生きる為に必死に頭を下げたりしています。
  この子達を救う為に私達が出来ることは、
  この病気を多くの社会人に知ってもらって、

  早く薬が許可されるよう努力することだと思います。
  みなさん、ご協力お願いします。   

[ムコ多糖症]
  ムコ多糖を分解する酵素が先天的に欠損している為、
  体内に蓄積することで様々な異常が引き起こされる病気。
  多くの場合、身体や精神の発達遅滞、骨の変形、水頭症なども伴う。
  重症の場合は成人前に死亡する。
  今のところ有効な治療法が無いので、
  骨髄移植や遺伝子治療の臨床成果が待たれる病気の一つである。

  http://www.muconet.jp/


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降りそーで降りません

 いま、かねやま美装は事務所の近所の、住宅塗り替え工事を行っています。

 梅雨時の工事は、空と天気予報を参考に(頼りに?)、工程を考えながら進めていきます。

 で、塗装工事なので降ったら困る工程がほとんどなのですが、

 今日は逆。どちらかというと雨降りの方が有難い工程、『高圧洗浄』です。

 字のごとく、建物全体を機械で加圧した水で洗っていきます。 けっこー、きっつい圧力で。

 外部に水が漏れないように注意しながら進めていくのですが、手元が狂ったりしてちょっとしぶきが

 外に飛んだりすることも・・・

 これが雨天なら・・・そう、皆さん、傘をさしていますのでそんなにはご迷惑をかけないようです。

 で、今朝、事務所で朝ミーティング。Yahoo!天気情報が「昼からふりまっせー」。

 よし、工程決定。AM 鉄部錆止。PM 高圧洗浄。・・・完璧。

 午前中を予定どーりに消化。昼時、焼きそば定食(\550税込み)を消化。

 そして迎えた午後1時。・・・ふりまへん。だいぶ曇ってきてはいるんですが。
 
 結局、わずかに、ぱらっと来ただけで工程を終えました。

 今年も私の思いどうりには動いてくれない梅雨前線と格闘しながら、梅雨を越えていきます・・・

 ・・・話は変わって、ネグレクト。児童虐待とか、育児放棄って意味らしいです。

 かなり頻繁に報道されるので、少しこころも麻痺気味だったのですが、先日の苫小牧の事件はこたえました。

 『餓死するかもしれない』ってことを承知?で子供たちをおきざりにした母親。

 三男⑴は死亡。が、長男⑷は生き延び、ひと月後戻ってきた母親の胸に飛び込んだという子です。自分を見捨

 て、 弟を(間接的に?)殺した母の胸に。

 やりきれなさに、言葉を失います。

 温暖化、テロ、環境破壊、核戦争。 人類をおびやかすものは多々ありますが、  

 私たちにとって、最も大切なものが少しずつ、壊れて行ってるのかもしれません。
 
  


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